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秋風一夜百千年



禅僧・一休宗純が残した言葉で、

「秋風のなかであなたと過ごす一夜は、百年にも千年にも値する」

という意味。


人間の本性を愛した一休禅師らしい一句である。






自分の言葉を持たない物真似鳥は嫌いだ。




徳川家康が幼少の頃、物真似が得意な黒ツグミを見て言ったセリフ。


当時、まだ織田信秀の人質だった家康だが、
その心はすでに独り立ちしていたということか。

童門冬二著『戦国名将一日一言』より

百年兵を養うはただ平和を守るためである


連合艦隊司令長官として、大日本帝国海軍を率いた山本五十六の言葉。


百年、残しておきたい一文である。

『戦史叢書 ハワイ作戦』より

西郷という男は大きな太鼓だ。小さく叩けば小さく響く。大きく叩けば大きく響く




坂本龍馬による西郷隆盛の人物評である。


器の大きな男というのは、そういうモノなのだろう。

守屋洋著『中国古典「一日一語」』より


世界から尊敬を得るには 我々自身の理想に 忠実であることを忘れてはならない




日本美術の伝統を守るために多大なる貢献をした
明治期の美術運動家・岡倉天心の言葉。


突如押し寄せる西洋の波に呑まれ、
母国の文化を忘れ去ろうとしていた時代。
彼は、本当に素晴らしいモノは何かを
しっかりと見つめ続けていた。

『その時歴史が動いた』第324回「日本人の心を守れ」より

割ったのは茶碗ではなくて俺の情けない心だ




若き戦国の雄、伊達政宗は名器と言われる
茶碗の価値が「千金」と聞き、その茶碗を割ってしまう。

その理由は、茶碗の高価さを知って驚いた
自分の器量の小ささに腹が立ったからだという。


童門冬二著『戦国名将一日一言』より

悪人こそ俺の師だ。


戦国時代、九州の雄として君臨した島津義久の言。

善行はマネしやすいが、悪行は知らぬ間にやってしまうため、
彼はそれを戒めるべく、歴史上の悪人たちが
描かれた画を自分の居室に飾っていたという。


じつに説得力のある、逆転の発想である。

童門冬二著『戦国名将一日一言』より

三河武士は宝を持ちません。


後の天下人・家康による一言。

「三河武士は宝を持ちません。
 しかし、あえて宝と言えば、
 私に命を預けてくれる
 五百騎の武士たちでありましょう」


信長や秀吉と違い、権力を手にしてからも
贅を好まなかった家康の性格がよく表れた言葉。

『寛元聞書』より

命も名も金も要らんという人は始末に困る



西郷隆盛が、幕末の剣豪・山岡鉄舟を評した一言。


鉄舟は江戸の無血開城に尽力し、
剣ではなく心で日本を救った。

『最強!侍伝説』より

これを望めば木鶏に似たり


『荘子』に登場する紀セイ子※という
闘鶏育成の名人が語ったとされる言葉。

本当に強い鶏は、闇雲に殺気立つことはなく、
そばでほかの鶏が啼いても一向に動じない。

それは例えるならば、木彫りの鶏のようだ(これを望めば木鶏に似たり)。


これと同じことが、人間にも言えるというのである。


『荘子』より

※セイは、さんずいに省という字。

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