元ボクシング世界ミニマム級世界王者・大橋秀行の言葉。
150年に1人の逸材と呼ばれながら、2度の世界挑戦で敗退。
その度に不死鳥のごとく復活した彼は、
3度目に念願のチャンピオンベルトをつかみ取った。
大橋は語る。
「ボクサーである限り、リングに立ちたいという
どうしようもない衝動がある。
これはどんなに言葉を尽くしても説明できない。
人はとかく理屈をつけたがる。
でも、ボクサーの心の中に本当の気持ちを表す言葉は見つからない。
なぜ戻ってくるのか。
それはリングを求める衝動を抑えきれないから」
不屈の闘志の裏には、ボクシングという世界に
足を踏み入れた者にしかわからない、
深い業のようなモノが横たわっていたのである。
二宮清純監修『スポーツ選手名語録』より