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オレはクズだが、あんたがたはサナダ虫だ。人にたかって食い潰す、薄ぎたねぇサナダ虫だ。




劇場版『必殺!』第5作にて、中村主水の殺しの一喝。


自分のことを「クズ」だと表現しているところに、
彼なろに仕事人としてのダンディズムを感じさせる。

映画『必殺!5 黄金の血』より


現実にふるさとを見出せないことは、ふしあわせなことです。


 ぼくらは、まさにふしあわせな時代に生きています。
 右をみても、左をみても、いやなこと、腹の立つことばかりです。


山田洋次監督は、映画『男はつらいよ』で描いた葛飾柴又を
「現実の土地の名を借りた、架空の世界、
 つまり、ぼくら日本人が、今日あこがれてやまない心のふるさと」
と表現する。

その上で、この言葉である。


寅さんはフーテンではあるが、帰る場所がある。
それは定職はあるが、帰る場所がない人よりも幸福なことである。

『男はつらいよ1 一九七三年版シナリオ集』より


雑草だよ……オレなんか。どうしようもねえんだよ。……けど、クズじゃねえ。クズにだけはなりたくねえ。





若さゆえの反発を続けていた若菜が、
「どんなことでも応援する」という
教師・川藤の言葉を進じ、発したセリフ。


雑草ではあるが、クズではない。
その矜持は、少年を男に変える。

『ROOKIES』第2話「夢を、どこまでも信じる!」より

戸惑いこそが人生だよ 黄猿君……!!



冥王レイリーが、海軍大将の1人である
黄猿の攻撃を抑えながら、この一言。


老いた伝説の戦士だからこその、
深みのあるセリフに思わずシビれる。

『ワンピース』第512話「ゾロ、音沙汰なし」より


オレが助けなきゃ、誰が助けてやんねん。そない思ったんや。




赤井英和演じる教師・新庄が、
京本政樹演じる同僚の藤村を殴った理由。

藤村は力と暴力によって、
教え子である女生徒を屈服させようとしていた。


職を賭してでも人間としての尊厳を守ろうとする新庄の姿に、
主人公である羽村(真田広之)は己の姿を見つめ直し、
引き返せない道を突き進むことになる……。

ドラマ『高校教師』第9話「禁断の愛を越えて」


好きな子の為なんだから、とことん男を通せよ。それが恋というもの




坂本金八が長男の幸作に言ったセリフ。


シンプルな言葉だが、それだけに伝わるところは大きい。

小山内美江子著『金八語録2』より



本当にいい刀ってのは鞘に入っている。




浪人・椿三十郎は、自分と同じ匂いを持つ達人・室戸半兵衛との
決闘の後、それを見つめていた若侍たちに言い放つ。

「こいつはオレにそっくりだ。剥き身だ。
 こいつもオレも鞘に入ってねぇ、刀さ。
 でもな、あの奥方が言った通り、
 本当にいい刀ってのは鞘に入っている。
 おい、オメーら。大人しく鞘に入ってろよ」


それは型にはまって生きられなかった、
人生の先輩からの最後の忠告だった。


映画『椿三十郎』より

人の心を踏みにじるヤツは下衆だ。それを商売にするヤツは、下衆の下衆だ。



偶然知り合った巫女姿の女から、
「女郎たちに“夢”や“気休め”を売って一緒に儲けよう」と
持ちかけられた三味線屋の勇次は、即座にこう言い放った。


だが、現実の社会は人の心を簡単に商売にする人間の何と多いことか。

ドラマ『新必殺仕事人』第39話『主水 友達を気にする』より


オラァ受け取れん。オマエの宝にしろ。




故郷を後にする黒板純に向かって、
トラック運転手役の古尾谷雅人が言ったセリフ。

父親の五郎から渡されたお金を純に突っ返し、ぶっきらぼうに彼は言う。

「しまっとけ」

「金だ。いらんと言うのに、親父が置いてった。しまっとけ」

「いいから。オマエが記念に取っとけ。
 抜いてみな。ピン札に泥が付いてる。
 オマエの親父の手に付いてた泥だろう。
 オラァ受け取れん。オマエの宝にしろ。
 貴重なピン札だ。一生取っとけ」


1万円の重みはすべて同じではないということを見事に表現してみせた。


フジテレビ『北の国から '87初恋』より


人間はねぇ、理屈なんかじゃ動かねぇんだよ。言いてぇことがあるんなら言ってみなよ、バカ!




寅さんが後に義理の弟となる博に放ったセリフ。


頭ではなく心で動く、寅さんの性格が
非常によく表れた言葉である。

映画『男はつらいよ』より


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